生まれつき歯が黄色の2つの原因と4つの対策

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あなたの前歯は、何色ですか?
歯は白い、というのが一般的な認識には違いありませんが、被せものをしていない天然歯で
真っ白な歯の人はなかなかいません。

なかなかいないと言えども、いつから自分の歯はこんなに黄色かったのでしょう?
子供の頃から歯が黄色いことを真剣に悩んでいる方がいらっしゃいます。
また、ご自分では当時それ程気にならなかったとしても、小学生の頃の卒業アルバムを見返した時に
あれ?私の歯ってこの頃から黄色かったんだ!!!こんな風に思われた方もいらっしゃると思います。
生まれつき歯が黄色いことがあるのです。

なぜ生まれつき歯が黄色くなってしまったのでしょうか。
そして、その対処法とはどんなものがあるのでしょうか。
これからご説明していきます。

生まれつき歯が黄色の原因は胎児のときにある?

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まずは、歯がいつ出来上がっていくかというお話をしていきます。
一番始めに生えてくる乳歯は、前歯の真ん中の歯「乳中切歯」です。
乳中切歯は妊娠3ヶ月頃に歯の元の歯胚というものができ始めます。そこから徐々に歯が形成されていき、
生後3ヶ月までには歯冠の部分まで完成
します。
他の乳歯も順次出来あがり2歳頃には全ての乳歯40本が生え揃います。
歯胚ができるのは全て胎児の頃です。

永久歯で一番始めに生えるのは、第一大臼歯と呼ばれる奥歯です。
親不知を抜いて、奥から2番目に生えている歯です。
妊娠3ヶ月を過ぎた頃に歯胚ができ始め、2歳半から3歳で歯冠部分が完成します。
永久歯も、実に半分の永久歯が胎児の頃に歯胚ができ、歯冠は親不知を抜くと7歳までに完成します。

つまり、歯は胎児〜幼児期にできていきます。
その時期の栄養失調や事故、病気は、歯の生育にも影響するということになるのです。
また当時服用した薬によっても、生えてくる歯の色を変えてしまう危険があります。

テトラサイクリン系の抗生物質

「テトラサイクリン歯」と呼ばれる歯があります。
歯がグレーやオレンジ、茶色に変色している歯のことを言います。
症状によって色は一部分であったり、全体に広がっているケースもあります。左右対称にしま模様が入っているのも特徴の1つです。
これは、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質を服用した際の副作用により変色した歯のことをいいます。
永久歯が歯胚からだんだん歯に作られていく出生直後から完成する7歳頃までにテトラサイクリン系の
抗生物質を多量に服用した場合
に、テトラサイクリンの歯になってしまいます。
今現在ではほとんど使われなくなった薬ですが、昭和40年代に多く出回っていた為、その頃生まれた世代に多く見られます。

テトラサイクリンの歯は、範囲が広い場合はホワイトニングの効果を得ることが難しく、白くするのが非常に困難です。
後ほど詳しくご説明する、ラミネートベニアやCR充填が適した治療方法と言えるでしょう。

エナメル質形成不全の可能性

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テトラサイクリンによる影響の他に、エナメル質形成不全になっている可能性があります。
エナメル質形成不全は、歯が茶色や黄色に変色していたり、歯の凹凸が大きかったり溝になっていたり歯が小さいものを言います。
こちらも、歯が作られる過程で大きな病気をしたり栄養失調になっていたことが影響して、
歯の表層のエナメル質の色が変わったり変形している状態なのです。

フッ素でエナメル質を強化

エナメル質形成不全は、歯の表面部分のエナメル質が弱い・薄いのでフッ素によってエナメル質を強化する必要があります。
フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯の原因の酸から歯を守ります。また、酸の生成をおさえる力もあります。
これをエナメル質に定期的に塗ることによって、歯質の強化につながります。
自宅でフッ素入り歯磨き粉を使用したり、歯科医院にて定期的にフッ素を塗ってもらう方法があります。

表面をカバーする

歯に凹凸があったり溝が深い場合は、歯科医院にてプラスチックの詰め物をしてカバーします。
そうすることで、歯本来の見た目や機能を取り戻すことができるのです。
しかし、エナメル質形成不全は重度のケースであると、簡単に詰め物で治すことはできません。
被せ物や、前歯においてはラミネートベニアと呼ばれる修復方法によって、治療を行うこともあります。

生まれつき黄色い歯が白くなる?4つの方法

エナメル質形成不全でも歯を白く見せる方法がありましたが、それ以外が原因で生まれつき歯が黄色い方も
様々な方法で、白くすることは可能です。
歯が黄色いからといって、諦める必要はありません!

歯磨き粉を変える

最近では、様々な歯磨き粉の種類があります。
その中でも、ホワイトニングができる歯磨き粉を使用することで、歯を白くすることができます。
ここで注意して頂きたいのが、ステインを落とすための歯磨き粉では歯自体を白くすることはできません。
デンタルケアがまだ発展途上の日本では、着色汚れのステインを落とすこと=ホワイトニングと認識されがちですが、
それは実は、間違っているのです。
ホワイトニングとは、歯自体を白くすることなのです。
なので、ここで選ぶ歯磨き粉も、歯を白くするためのホワイトニング処方の歯磨き粉を選ぶようにしてくださいね。

CR(コンポジットレジン)充填

歯科医院にて、黄色い部分を削ってCRと呼ばれるコンポジットレジンを詰めてもらう方法です。
簡単に言えば、プラスチック剤を詰めることです!
様々な色味の調整も可能なので、ご自身のご希望の白さ、または白い部分に合わせたプラスチックを詰めることが可能です。
最近では、保険外の自費のCRがある医院もあります。
より美しく頑丈に修正することが可能です。ぜひ歯科医院に問い合わせてみましょう!

ラミネートベニア

先ほどのテトラサイクリンの歯でもご紹介した方法です。これは、前歯にのみ可能な方法です。
前歯を薄く一層削り型どりをすると、薄いチップのような前歯が出来上がってきます。
どのぐらいの白さにするかは歯科医師や歯科技工士と相談して、決めることができます。
ラミネートベニアは、表側しか削らないので裏側の舌触りはほとんど変わりません。
また、薄く削るだけなので神経を取る必要もありません!
この治療は自費治療での扱いになるのと、歯並びによってはできない場合もあります。
まずは歯科医院にて、治療の相談をしてみましょう。

ホワイトニング

できれば、削らずに歯を白くしたい・・・という方は、ホワイトニングを試してみましょう。
輝くような白い歯!にするのは難しいですが、今よりも明るい色にすることは可能です。
ホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。
よりホワイトニングの効果が得られるのは、両方を並行して行うことです。
オフィスホワイトニングのみでは、いっきに白くなりますがすぐに後戻りをします。
ホームホワイトニングのみでは、白さは長続きするものの効果の実感をすぐに得るのは難しいです。
テトラサイクリンの歯は、効果は少なくてもホワイトニングはできますが、重度のエナメル質形成不全はできないケースがあります。
こちらも、歯科医院にて相談してみてくださいね。

生まれつき歯が黄色でも白くなる可能性はある

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生まれつき歯が黄色いことに悩んでいた方の解決方法は見つかったでしょうか?
どんな風に黄色いのか、それによってもしかしたら何らかの理由があって黄色い場合がありましたね。
また、それぞれの症状に対する対策方法もたくさんありました。白い歯を諦めることはありませんね!
ニコリと笑った時に並んでいる白い歯には、誰もが憧れます。
ぜひ、あなたも手に入れましょう!