
セルフホワイトニングはご存知ですか?
セルフと言うと、自宅で行うホワイトニングのような感じがしますが、そうではありません。
サロンへ行って、自分自身でホワイトニングを行う!それがセルフホワイトニングです!!
本来、ホワイトニングとは歯科医院へ通って行うようなイメージがあったと思います。とても画期的ですね!
ただ、自分でホワイトニングを行うとなると・・・本当にしっかりホワイトニングできるのかどうか、疑問がありませんか?
それに、実際に薬を使って自分で施術するとなると、少々不安もあるかと思います。
でも、ご自分に合ったホワイトニング方法であれば、是非試してみたいですよね!
そんなあなたのために、セルフホワイトニングについて色々ご紹介していきます。
セルフホワイトニング特徴
そもそも、セルフホワイトニングとは具体的にどんな場所でどんなことをするのでしょう?
まずはそこから詳しくご説明していきます。
お医者さんがいないので、医療機関ではない
セルフホワイトニングサロンは、医療機関にはあたりません。なぜならば、歯科医師が在籍していないサロンであるからです。
本来、口の中を触れて施術できるのは歯科医師と歯科衛生士のみとされています。
それ以外の人が口の中に触れて医療行為を行うことは法律違反になってしまいます。
そこで、ご本人が自分の口の中に触れ、歯に薬剤を塗ってホワイトニングを行うのです!
”セルフ”なので、自分で行う
まずはサロンで、どのように施術を行うかスタッフからの説明があります。
その後は、ブラッシングを含めて最後まで全て自分で行うシステムになっています。
前述の通り、口の中を触れられるのは歯科医師・歯科衛生士のみなので、スタッフは説明しか行うことができないのです。
感覚としては、丁寧な説明付きのセルフのガソリンスタンドと言ったところでしょうか。
使用する薬剤が医薬品ではない
ここで使用している「薬剤」ですが、ここにカラクリがあります。
本来、歯科医院で行うホワイトニングは過酸化水素水を使用し、その作用によって歯を白くします。
しかし、この過酸化水素水は医薬品のため医療機関以外では使用することができません。
このセルフホワイトニングで使用する薬剤は、ポリリン酸やメタリン酸と呼ばれる医薬部外品です。
そのため、医療機関外でどなたでも使用することができるのです。
ちなみに、歯科医院での指導の元で行う「ホームホワイトニング」は、低濃度の過酸化水素水なので
自宅での使用ができるようになっていますが、販売は歯科医院等の医療機関のみとなっています。
LEDライトを使用する
薬剤を塗った後に使用するLEDライト。これは、歯の表面の汚れを浮かせて落としやすくするためにあてます。
紫外線ではないので、日焼けはしないので安心してしっかりあててくださいね。
おしゃれなサロンが急増中!
セルフホワイトニングのサロンは、今どんどん増えてきています。
歯科医院等の医療機関というよりは、美容院やエステサロンといったおしゃれなサロンが主です。
緊張せずに、気軽に入れるのはとても良いですよね!
施術時間も30分から1時間と短時間なので、仕事帰りにも寄りやすいかと思います。
セルフホワイトニングの施術の流れ
では、自分自身で行うサロンでのホワイトニングとは、どのような内容なのでしょうか?
①今現在の歯の色をチェックします。色味のサンプルのシェードガイドと呼ばれる色見本があるので、そちらを使ってチェックします。
②歯のブラッシングを行います。サロンによって、電動歯ブラシを使用したり、専用の歯磨き粉で磨いたりと、様々です。
③唇にリップを塗り、開口器を付けます。これは、唇や頬の粘膜を完全に歯に付かないようにするための器具です。
それを付けることによって、粘膜にホワイトニングの薬剤が誤って付かないようにします。
④歯の表面の水分を拭き取り、ホワイトニングの薬剤を塗っていきます。
⑤LEDライトをあてます。
⑥所定時間光を当てたら、口をゆすぎ仕上げ磨きを行い終了です。最後にまたシェードガイドで色味のチェックをします。
サロンによって異なりますが、おおよその施術の流れは以上です。
読んでいると難しいように感じますが、スタッフからの説明があるので安心して行うことができるでしょう。
セルフホワイトニングのメリット
セルフホワイトニングがどのようなものなのか、お分りいただけましたか?
サロンで自分でホワイトニングが気軽にできるなんて、とても魅力的ですね!
具体的に、歯科医院でのホワイトニングと比べてどんなメリットがあるのでしょうか?
価格が安い
セルフホワイトニングの1回あたりの相場は、5,000円前後です。
歯科医院でのホワイトニングに比べて、非常に低価格ですね!!
まるで、ネイルやヘアカラーに行くような感覚で歯のホワイトニングができてしまいます。
医薬品ではないので、痛みが少ない
歯科医院でのホワイトニングを受けたことがある方はご存知かと思いますが・・・
ホワイトニングは、痛みを伴います!施術中、しみるようなジワーっとした痛みがあります。
これは、先ほどのお話にも出た過酸化水素水が原因の痛みです。
従って、この医薬品である過酸化水素水を使わないセルフホワイトニングは、ほとんど痛みを感じないで
ホワイトニングを行うことができるのです。
店舗が多く、通っている人が多いので評判が分かる
セルフホワイトニングのサロンは、今どんどん急増しています。
美容院などの評判と同じように、口コミが多く内情が分かりやすいのも特徴の1つです。
施術内容や評価などを比較して、自分に合いそうなサロンを決めることができます。
白さがナチュラル
医薬部外品で行うため、1回行ったところでパッといっきに白くなってしまうことはありません。
見た目の印象で、歯が突然白くなったと思われるのは嫌だなぁと思っている方にはちょうど良いですね!
回数を重ねることで、だんだんと少しずつ白くしていくことができます。
セルフホワイトニングのデメリット
何事にもやはりデメリットは付き物ですよね・・・
低価格で気軽にできるセルフホワイトニングにも、デメリットがあります。
医薬品ではないので本格的なホワイトニングではない
セルフホワイトニングで使用する薬剤、ポリリン酸やメタリン酸は歯自体を漂白することはできません。
これらは着色物を除去する作用があり、その効果を歯のホワイトニングにも利用しているのです。
元々、ポリリン酸は変色防止材の食品添加物だったり、食器用洗剤の洗剤成分だった物です。
歯そのものを白くするのではなく、表面の着色汚れを分解し、白くするということになります。
トラブルが起きても対処ができない
先ほどのお話にもありましたが、セルフホワイトニングのサロンには歯科医師が在中していません。
つまり、施術中に事故があった場合は、その場での対処はできないのです。
その場で起こる事故の他にも、使用する器材がきちんと消毒滅菌されているのかどうかも、分かり兼ねます。
歯科医院では、知識のある医療従事者の管理の元、器具器材を使用しています。
医療機関ではないところで、どのぐらいのレベルで消毒滅菌が行われているのか、十分なリサーチも必要ですね。
店舗選びは慎重に
最近では、たくさんのセルフホワイトニングサロンが出来始めています。
医薬部外品であるとはいえ、口の中に入れる物ですから管理がしっかりされているサロンで行うべきです。
また、セルフホワイトニングについての説明がきちんとできているかどうかも重要ポイントであります。
正しい知識があり、清潔なサロンを選ぶようにしましょう。
慣れるまでが大変
普通のホワイトニングとは違い、自分で全てを施術するこのセルフホワイトニング。
開口器を入れたり、歯に薬剤を塗ったり・・・慣れるまでは、なかなか気を使う作業ですね。
歯科医院でのホワイトニングは、診察台に横になっていれば終わりますが、そうもいかないのがセルフホワイトニング。
その分低価格とはいえ、少し面倒くさいところもあるでしょう。
以上のようなメリット・デメリットが考えられます。
ご自身の求めているものや価値観とセルフホワイトニングが合っているかどうか、見極めましょう!
セルフホワイトニングを利用する際の注意点
では、実際にセルフホワイトニングを行うことに決めたら、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
口内環境の確認
医療者のいないサロンでは、自分の歯がセルフホワイトニングを受けられるかどうかの判断も自分になります。
開口器が当たる場所に口内炎ができていないか、行う予定の歯が虫歯になっていないかなどなど・・・
歯の状態に加え、歯茎の状態もしっかり鏡で確認してから行いましょう。
施術後、しっかりと口をゆすぐ
医薬部外品とはいえ、口の中に薬剤が残るのは口内組織にあまり良くありません。
薬剤はしっかり洗い流せるように、よく口をゆすぐようにしましょう!
施術後の仕上げ磨きも、丁寧に行ってくださいね。
トラブルがあっても自己責任
施術中や、その後に何かトラブルが起きた場合にも、自分自身で行った行為なので自己責任になってしまいます。
口内環境の確認や、施術後のケアをきちんと行うに加え、施術中も事故のないように慎重にセルフホワイトニングをしましょう。
まとめ
セルフホワイトニングについて、理解が深まりましたか?
低価格で気軽にできるセルフホワイトニングですが、医薬品ではないので歯の漂白はできないことや、
トラブルが起きた際の危険もありましたね。
ただ、気軽にできる分、まず1度試してみるのも良いかと思います。
その際は、サロン選びを慎重にして、行ってみてください。
セルフホワイトニングで、気軽にきれいな歯を手に入れましょう!
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